JZS161ARISTO.R-Naomix

アリストと2JZ-GTEに関するまとめブログ

jzs161アリスト解説_05

JZS161/JZS160共に1997年8月27日デビュー

2代目アリストは初代より全長を115ミリ短縮した新開発のシャシーを装備し、更にはトルク増強までも果たして鮮烈に登場。

セダンとしてのスポーツ度を増すために、2代目JZS160/161ではボディのディメンションを変更した。最も目につくのは全長を115ミリ短くして4805ミリとしたこと。更に全幅をプラス5ミリの1800ミリに、全高はプラス15ミリで1435ミリとしている。その上でホイールベースを20ミリした2800ミリとしているのだが、オーバーハングはフロントで95ミリ、リアが40ミリ短縮。サスペンションも見直された。

搭載エンジンはJZS161に2JZ-GTE、JZS160には2JZ-GEという2本だて。2JZ-GTEは280ps/5600rpm,46.0kg/3600rpmのハイパフォーマンスで、パワーは初代と同じだが、トルクは2kg-mのアップを果たしている。これはVVT-i(Variable valve Timing-intelligent=連続可変バルブタイミング機構)や、ETCS-i(Electronic Throttle Control System-intelligent=電子制御スロットル)といった技術のおかげ。そのため1600rpmですでに40kg-mを超える低速トルクを発生し、胸のすく加速感や良好なアクセルコントール性も実現した。ちなみに2JZ-GEにもVVT-iやETCS-iは採用され、230/6000rpm,31.0kg-m/4000rpmを発生させる。

基本サスペンション形式は、初代と同じダブルウィッシュボーン。しかしフロントではより素直なハンドリングを手に入れるために細かいファインチューニング実施。リアは新設計され、ロール時の重心変化を減少。これらによって安定性がアップし、一段とフラットで快適な乗り心地を実現した。

1998年8月4日マイナーチェンジ

オプション装備のGPS付きマルチをDVD-ROM化。その他、透明感を増したホワイトパールクリスタルシャインと色調を変更したシルバーメタリックの2色を新規ボディカラーに採用。

2000年7月6日マイナーチェンジ

このマイナーチェンジは前回と比べて変更点が多く充実している。ポイントはフロントグリルのデザインで、縦バーの両脇に上下二段のサブバーを追加すると共に、中央に横バーを通して力強さを表現。またヘッドランプのエクステンション表面に塗装処理を施している。更にエクステリアでは、リアコンビネーションランプのレンズの一部をクリア色に変更してクリスタル感を強調。リアコンビネーションランプはインナーエクステンション内をトランク側リアランプと同じ形状とすることで、特徴的なデザインとした。ボディカラーでいえば、ダークグリーンイカ/ダークブルーマイカ/ボルドーイカの三色が新たに追加されている。インテリアでは、メータークラスターとセンターレジスターの色をグレーメタリックに変更し、ステアリングホイールトヨタマークをクロームメッキとした。また車両盗難防止策としてイモビライザーシステムが全車に標準装備となった。

V300 10th Anniversary Edition

2001年8月9日から同年12月までの期間限定で設定された特別仕様車。VERTEX EDITIONの装備に加え、クローム調17インチアルミホイール、パーフォレーション加工ブラック本革シート、本木目/本革巻き3本スポークステアリングなどと専用装備で充実させたモデル。

VA300TOM'S

2000年11月200台限定、2ヶ月で完売。VERTEX EDITIONベースの豪華仕様。ボディーカラーはホワイトパール、シルバーメタリック、ブラック、ダークマイカブルーの4色。VA300TOM'Sエンブレムを装着。

V300TOM'S VERSION

2002年8月から2003年3月期間限定でネッツ店で販売。TOM'S VERSIONのエンブレムを装着。330馬力、トルク47kg・m

VA300TOM'S G

2002年8月から2003年3月期間限定でビスタ店で販売。

V300 TTEバージョン

2001年01月から発売開始。TTE専用色が設定され、紺色(カラーコード8L4)及び金色が選択できた。限定180台の特別仕様車。TTE専用エンブレム、リップ、ホイールが一際輝く。激レア。TTEバージョンに関してはこちらのサイトで詳しく解説されています。

 

参考文献「ハイパーレブ トヨタ アリスト No.3」

 

TOM’S BARREL2 muffler ARISTO V300 TTE Ver.こちら

 

TOM’S genuine muffler ARISTO V300 TOM’S Ver.こちら

 

VOL.128 TTE仕様化レポート(99年8月20日)

愛車のアリストV300を、現在話題になっているTTE仕様に変更しました。変更内容は以下のとおりです。

リアアンダースポイラーの取り付けは純正のバンパーのマフラー出口部分をカットし、リアアンダースポイラーを取り付けました。もし、社外のマフラーを装着している場合、スポイラーに当たる可能性があるため、取り付け方法を調整する必要があります。

マフラーの変更は以前装着していたマフラーがリアアンダースポイラーに当たってしまったため、斜め出しのマフラーに交換しました。TTE部品単品リストには、マフラーではなくサイレンサーとして紹介されています。音量は以前のマフラーと比べると小さく、音質も少し低くなった程度です。

フロントスポイラーの取り付けは純正のバンパーの下に貼りつけるタイプのフロントスポイラーを取り付けました。フロントリップに近いものです。

サスペンションキットの取り付けですが、車の姿勢が安定し、急加速や急減速時でも乱れないサスペンションキットを取り付けました。高速での車線変更時には、ハンドルの操舵感が変わりました。

フロントグリル取付けに関しては純正のグリルよりもフロントが引き締まった感じがし、TTEエンブレムがルックスを一層引き締めています。

リアエンブレムの貼り付けですが、リアアンダースポイラー、マフラー、フロントスポイラー、フロントグリルを購入したことにより、TTEコンプリートのリアエンブレムを貼り付けました。リア右側に貼られることが多いですが、レクサス仕様に合わせて左側に貼りました。

全体的に、車にスポーティ感が強調され、紳士的な雰囲気も残る改造が行われたことが分かります。また、ホイールの変更はキャリパーとホイールが当たってしまう可能性があるため、断念されたようです。

クラブアリスト VOL.128 TTE仕様化レポート