JZS161ARISTO.R-Naomix

アリストと2JZ-GTEに関するまとめブログ

JZS161_アリスト記事_07

R35GT-Rと同等以上の加速性能

ATとのバランスを考慮した珠玉の600馬力仕様のアリストです。見た目はVIPなアリストでありながら、2JZ改3.4L仕様を搭載することでGT-Rにも負けない加速性能を持っています。このような2JZ改3.4Lチューンは、近年のトップエンドのチューニングカーでよく見られますが、D1GPやドラッグレースなどの特化したステージ向けに開発された競技車両が主流です。しかし、排気量アップは競技車両だけのものではありません。その証拠がこのJZS161型アリストであり、ATミッションと組み合わせて究極の高速クルージング仕様を目指しています。重量級のボディを持ちながらも、この車両は驚異的な推進力を持っており、GT-Rをも凌駕する加速性能を誇っています。web option

カーボンインテークシステムはエムズの製品です。

ATレバーやステアリングのシフトスイッチはレクサスIS Fから流用(パドル化)しています。

 

600馬力の直列ツインチャージャー

ここで紹介するオートマのJZS161アリストは、そんな直列ツインチャージャー仕様を製作するキッカケとなった1台です。 快適装備満載の完全ストリートスペックのため、総重量は限りなく2トンに近く、心臓部の2JZ-GTEは、腰下強化+TO4Zタービンで600ps(最大ブースト圧1.4キロ)までドーピングされていましたが、ストリートでの使い勝手の悪さにオーナーが耐えられなくなったそうです。

そこで、TO4ZタービンはそのままにHKSのGTS8550遠心式スーパーチャージャーを直列配置で追加しました。GTS8550からダイレクトにTO4Zタービンのインデュースにパイピングすることで、ビックシングルターボのレスポンス不足をカバーしたのです。 この組み合わせにより、アクセルひと踏み目から驚くほどリニアにブースト圧が立ち上がり、そのままハイブーストターボの加速力を発揮するという、まさに理想のハイパワーユニットが完成しました。 そのフィーリングはターボチューンというよりは、どちらかというと大排気量のチューンドNAのようななめかかった滑らかさを有しており、体感的には6.0LクラスのNAに乗っているようでもあります。

重要なエンジンマネージメントはF-CON Vプロが担当しています。スーパーチャージャーのみならばNAと同じようなセッティングでいけますが、ツインチャージャーとなるとA/Fや点火時期の設定もシビアになってくるため、セッティングが重要となります。web option